【続報】フルモデルチェンジ版・ホンダ新型ステップワゴンの「USB PDチャージャーの装着不良」その後。メーカー側は対策案を検討せず、ディーラー側で対策することに
ディーラー側にて対策を進めていただいたことに感謝
前回のブログにて、私のホンダ新型ステップワゴンe:HEVスパーダ・プレミアムライン(Honda New STEPWGN e:HEV SPADA PREMIUM LINE)[2WD]にカスタムした純正ディーラーオプション「USB PDチャージャー」の装着不良があったことをお伝えしました。
ホンダディーラーからの情報によると、ホンダアクセスが提供する取扱説明書を参考に取付けを行ったところ、PDチャージャーのアダプターを固定する際は、薄い両面テープだけでの固定になってしまうため、気温の変化による粘着力の低下はもちろんのこと、走行時の振動、USBを差し込む際の力に押し負けてアダプターが剥がれてしまうという問題が発生したため、すぐにディーラー側からメーカーに対してクレームを出すことに。
しかしながら、メーカー側は「両面テープでの施工で対応してほしい」との回答のみで、何ら施工の対策や設計の見直しをすることなく、ホンダディーラー側にて対策することとなりました。
USB PDチャージャーのカタログ画像と、メーカー指定の取扱説明書の通りに取り付けたあとの画像を見比べてみよう
早速おさらいも兼ねてになりますが、ホンダアクセスが販売する新型ステップワゴンのディーラーオプション「USB PDチャージャー」がコチラ。
標準のUSBポートやシガーソケットが設けられたインパネの余白(センターロアカバー部)に追加で穴を空け、そこにアダプターを取り付けるというものですが、本体価格と工賃含めると27,940円(税込み)と結構な金額になります。
こちらがメーカーの取扱説明書に従って取り付けてのUSB PDチャージャー。
インパネに穴を空けて、特にアタッチメントやステーでの固定ではなく、内壁とアダプターの表面を両面テープで固定するだけになります。
両面テープだけでの固定になるため、気温の変化による粘着力の低下はもちろんのこと、走行時の振動、そしてUSBを軽く差し込んだときの力だけでアダプターが奥に入り込んでしまいました。
この状態だと、USB Type-Cのケーブルの形状次第では抜き差しができないため、使い勝手としては非常に不便です。
ちなみにこちらがUSB PDチャージャーの取扱説明書(ホンダディーラーより提供)。
画像でも確認できる通り、アダプターに両面テープを貼付しているのが確認できますね。
そしてこちらが断面図。
改めて、メーカー側はどうしてこの状態で固定できると思ったのか、そしてなぜこれでOKが出たのかは疑問。
上述にもある通り、メーカー側は「両面テープで固定してほしい」の一点張りで、特に改善や設計変更をする予定は無いとのことから、ディーラー側で対策することに。
その結果、両面テープは貼付せずに、アダプターのつば部とインパネの内壁のところに接着剤を塗布することになりました。